2009年9月2日水曜日

 昴設計の設計の進め方の一例です。

1.住まいに対する考え方:建築を「建てるという事」と「買うという事」は天と地の差があります。建築士に依頼して自分の生き方、住み方、楽しみ方を住空間に具現化していくプロセスは陶芸の器を創る時と同じでとても楽しく有意義です。家族に寛容な建て主でも「建築を買う気分の人」は欠点や傷ばかり見つけてクレームをつけたものを無理やり直させて購入します。
  私たちの空間構成は暖かみのある木肌や自然素材の力を引き出すデザインを重視しています。光が天井にもあたるハイサイドライトの窓により、家族や友達が集まり包み込まれる空間を家の中心としたデザインを大切にしています。また南会津の森の木材工場で加工した無垢の木のテーブルを中心とした団欒を提案しています。
  建築の外観は建て主の原体験や好みに左右されがちですが、私たちは周りの環境や内部の住空間の楽しさから生まれてくる外観の表情を大切にしています。つまり建築の外観は、建て主のオーダーに建築士のアイディアをコラボレーションするとき初めて生まれてくるものと考えています。また外観はパブリックなものでもあります。風景の中から生まれてくるものでもあり環境に自然にマッチしていく外観を提案しています。

2.設計の進め方:平面計画と同時に外観、インテリアの空間構成をフリーハンドパースにより提案、説明します。これは私たち昴設計の特技のプレゼンテーションメリッドです。基本設計が決定すると詳細設計に入りますが、キッチンセットやユニットはショールームで確認、決定します。設計図がまとまりますと3社くらいの工事業者の見積もりを取り十分検討のうえ工事業者を決定します。

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